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◆つくばセンタービルに約2000平米の複合交流施設「co-en」がオープン

 つくばまちなかデザイン(株)(内山博文社長)は、つくばセンタービルの旧アイアイモールの部分約2,000平米に、つくばを拠点に成長する企業や活動する人々、多様な働き方を応援する拠点として「co-en」をオープンした。

 つくばまちなかデザイン(株)は、令和3年4月1日につくば市と地元企業が共同出資して設立した、まちづくり会社。まちなかの人と人、コトとコトをつなげるプラットフォームとして、まちなかのステイクホルダーと共に、つくばならではの新たな価値を創造する事業を通じて、暮らしや学び、働く人を支援する場づくり、地域の取組みを支援し、中長期的視点ではコトづくりを軸として、官民両方のノウハウを活かし、公共施設の在り方やまちなかの移動手段の見直しと整備を図り、より快適に、暮らしやすいまちを目指しているという。

 つくばセンタービルは、つくば駅徒歩3分に立地。筑波研究学園都市建設初期の都市に必要な機能を導入するため、1983年に、世界的建築家の磯崎新氏の設計により建設されたもの。その後、周辺環境の変化や動線の変化等により、求心力が低下していることから、つくば市では、2017年からリニューアルに向けた検討を進めてきた。

 今回のリノベーションは、国土交通省の制度である「老朽ストック活用リノベーション推進型まちづくりファンド支援事業」を活用した「アセットリノベーションファンド」からの投融資の第1号案件に当たる。「co-en」は、リノベーションにより、建築の持つ魅力を最大限生かしながら、つくばを拠点に成長する企業や活動する人々、多様な働き方を応援する拠点として、シェアオフィス、コワーキング、カフェ&バー、シェアキッチン、チャレンジワゴン、アートウォール、イベントスペースを1フロアに展開した約2,000平米の施設で、新しく整備した「小上がり」と呼ぶ、誰でも気軽に座れるベンチと小道のような通路が入り混じり、多様な人が交流する新スポットとして再生された。

 なお、国土交通省の制度である「老朽ストック活用リノベーション推進型まちづくりファンド支援事業」に関する解説は、本紙5月25日号を参照されたい。

「co-en」ホームページ
https://co-en.space

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