YKK AP(株)は、このほど「ハーバード大学デザイン大学院(GSD)」が日本の黒部と京都で行う実地授業「デザインスタジオ」への支援を行うことを決定した。
この「デザインスタジオ」は、「地方都市の活性化」と「環境問題の先進的取り組み」を題材に、2024年度8月~1月、2025年度8月~1月の2年度にわたって行われるもの。京都議定書誕生の地である「京都」と、その実現モデルである「黒部」にて、GSDの教員と学生による実践的な研究プログラムを予定している。研究プログラムにはYKK AP社員も参加し、活動の支援や研究情報の提供を行う。
「黒部」では3000メートル級の立山連峰から水深1000メートル以上の富山湾まで、高低差4000mの地形が生み出すダイナミックな水資源を中心に、農業や工業、あるいはYKK不動産が取り組む風や地下水などの自然エネルギーを活用したローエネルギーな「まちづくり・住まいづくり」の「パッシブタウン」などが研究の対象になる予定。
同支援により、YKKグループの環境問題への取り組みを世界に向けて発信し、世界最高峰の教育プログラムをYKK APの人材育成に活用するとともに、GSDとの接点や人脈を構築していくとしている。
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