(一社)日本インテリア協会(永嶋元博会長)は、5月18日(木)に東京・一ツ橋の如水会館にて、令和5年通常総会(第35回総会)を開催、令和4年度事業報告及び収支決算書・決算承認、令和5年度事業計画及び収支計算書・予算案承認、および役員選任など各議案について承認した。
令和4年度事業では、インテリアファブリックス事業として、広報委員会にて「4月10日はインテリアを考える日」キャンペーン実施のほか、「インテリア産業活性化プロジェクト」と連携しながら具体的な活動推進を目指して日本カーペット工業組合、日本壁装協会との合同会合を3回実施した。環境技術委員会にて遮光1級カーテンの評価・検証を行った。
国際見本市事業としては、「JAPANTEX2022」を3年ぶりにリアル開催、「建築+インテリアWEEK」全体で3万7755名、「JAPANTEX」単独で7779名の来場者を集めた。また「窓装飾プランナー」資格試験事業では「第9回資格試験」を2022年9月7日に実施、プラスチック床材部会ではJIS改定作業、ISO関連への対応、新たなグリーン購入法適合品マークの制定などを行った。
令和5年度事業計画としては、インテリアファブリックス事業にて引き続き「4月10日はインテリアを考える日」キャンペーンの実施や「インテリア産業活性化プロジェクト」と連携した広報活動を行う。国際見本市事業では「JAPANTEX 2023」を2023年11月15日(水)〜17日(金)にて開催、「窓装飾プランナー」資格試験事業では第10回目となる「窓装飾プランナー資格試験」を9月6日(水)に行う他、新たに学生を対象とした「窓装飾プランナーアソシエイト制度」を創設する、そしてプラスチック床材部会では広域認定リサイクルシステムの早期稼働とPR強化を図る、などさまざまな事業を計画している。
また役員選任に関しては、永嶋元博会長(東リ(株))が再任されたほか、安田正介副会長((株)サンゲツ)、山口進副会長((株)川島織物セルコン)、永田鉄平副会長(住江織物(株))が副会長に選任された。
なお総会終了後には、インテリア業界関係者を招き総会懇親会が行われた。冒頭の挨拶で永嶋会長は「長引くコロナ禍、特にこの2年はあらゆる産業の環境が変化し、インテリア業界もその対応に追われるとともに、新しい時代の要請も出てきました。このような状況のもと、我々は各流通段階においてそれぞれの会社が競い合うことで業界活性を目指さなくてはなりません。また環境対策については業界標準の策定も重要なテーマになります。こういうときこそ将来に向けたビジネスチャンスをつくるときだと考えています。今後もみなさんとともに業界を盛り上げていきましょう」と語った。
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