(一社)日本フリーランスインテリアコーディネーター協会（JAFICA・江口惠津子会長）は、新企画「JAFICA アカデミー第4回講演」を、12月13日（水）、柏木工ショールーム＋オンライン（Zoom）にて開催した。
「JAFICA アカデミー」とは、年間を通じて、業界の枠を超えた各分野のプロフェッショナルを招いてセミナー・講演を実施し、ICとしてステップアップを目指すもの。今年3月にスタートし定期的に実施している。
第4回目となる今回は、講師に武蔵野美術大学大学院特別講師で(一社)日本空間デザイン協会名誉会長の官浪辰夫氏（KDI 代表取締役）を講師に招き、「デザイン思考脳と、デザイン体感力を考察する。」をテーマに、いかにしてデザイン脳を活性化しデザインを生み出すのかについて、独自の理論で解説した。官浪氏によれば、デザイン力には「論理」「技術」「感性」が必要だが、そのうち「感性」は教えることができない部分で、自分自身で努力して身に付ける以外にないという。そのためのポイントして「ブランディング」「瞬殺力」「場の空気を吸う」の重要性を説いた。
「ブランディング」とは有形資産（資金など）を無形資産に転嫁することで、いわば自己投資をすること、「瞬殺力」は瞬間的にものの良し悪しを見抜く力を養うこと、「そして「場の空気を吸う」とは実際にその場で経験することであるとし、とりわけ「場の空気を吸う」ことをはコストバリューがよくおすすめという。具体的にインテリアデザインに置き換えれば、やはり本場であるヨーロッパのインテリア、デザイン見本市を写真ではなく現地で空気を感じながら見るべきと語られた。
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