日本室内装飾事業協同組合連合会(日装連)が実施する資格制度「日装連インテリアデコレーター制度」が、このほど厚生労働大臣が認める「社内検定認定制度」に認定、さる3月27日(水)に厚生労働省官房審議官室にて認定式が行われた。
「社内検定認定制度」とは、企業や団体がそこで働く労働者を対象に自主的に行っている検定制度(社内検定)のうち、一定の基準を満たしており、技能振興上奨励すべきであると認めたものを厚生労働大臣が認定する制度。
「日装連インテリアデコレーター制度」は、日装連が「日装連内装士認定制度」として昭和57年に創設した資格で、インテリア工事における企画設計力と施工管理能力、顧客接遇力の向上を目的に実施してきた。2017年より同資格の信頼性を高めるため厚労大臣認定の社内検定化を進めてきた。
この検定では建築関連知識等の学科試験と、顧客要望に応じた内観パース及びプレゼンテーションボードの作成、工事見積書や工程表の作成等の実技試験において技能を計るもので、実際のインテリアリフォーム工事においては、顧客との事前打ち合わせ段階で完成イメージを誤りなく共有できることや、作業内容や工期を明確にしたうえで着工できるなどのメリットが想定される。今回、準国家資格とも言える社内検定化を実現したことで、一定水準以上の技術サービスを提供できるという証明になり、内装リフォーム事業の信頼性向上につながると同時に、技能者の処遇改善にも期待できる。
日装連では、2024年度より「社内検定認定制度」認定の新たな資格「日装連インテリアデコレーター社内検定」として全国で試験を行う予定である。
日装連のホームページ
http://www.nissouren.jp