(株)川島織物セルコンは、さる1月24日（水）に京都市立向島小学校（京都伏見区）にて「環境学習事業」を実施、「持続可能な社会の実現のために」と題して同社のSDGsへの取り組みを紹介した。
同社では、京都商工会議所・京都教育委員会と協同し、次世代を担う子どもたちが学校教育の中で企業の環境問題への取り組みや技術への関心を深めていくことを目的に「小学生への環境学習事業」を2002年度より行っている。
今回の授業では、6年生を対象に、地球温暖化防止対策として、製造時に発生するCO2削減のために行っている活動やリサイクル糸の使用、廃棄魚網などから再生された糸を使用したタイルカーペットの事例を紹介した。また、地域住民の従業員の交流会である「コミュニティダイアログ」や小学生への環境教育などの地域社会との共生に向けた取り組み、さらに長きにわたり織物を手掛けてきた川島織物セルコンの未来への挑戦として、「ミラノデザインウィーク」への出展についても紹介した。
授業の後半では、織物のコースター作り体験を実施、製品の製造時に発生する余り糸と各自持参の食品トレーを活用して、コースターを製作した。これらの授業を通じ、「織物ってどういうものか、初めて分かった」「織物でもSDGsに貢献できることが分かった」などの声が聞かれた。
