(株)LIXILは、子会社の blisspa japan(株)の全株式を、(株)HIDEO(清水秀男社長)に譲渡する契約を締結した。この譲渡に伴い、blisspa japanが保有するGROHE事業は、LIXILのグループ会社のグローエジャパン㈱に承継される。またLIXIL が保有するJAXSON 製品の製造工場等をblisspa japan に譲渡。blisspa japanはJAXSON事業のみを営む法人となる。
この譲渡決定は、バスルームに特化したブランドビジネスの構築を目指す(株)HIDEOからJAXSON事業承継の希望を受けて検討した結果であるとのことで、LIXIL Water Technologyのブランドポートフォリオの最適化施策とも一致するもので、2022年2月1日に完了する見込みだ。
LWTによると、世界市場で展開するブランドへの投資を集中させることによって、より多くの人々に、より良い製品をお届けするために本件を決定したとしており、ハイエンド向けには、引き続き世界でハイエンドブランドとして展開しているGROHE SPA やDXVなどから上質な製品を提案していくとしている。
ちなみに(株)HIDEOは、JAXSON創業者である清水秀男氏が40年にわたり培ってきたバスタブデザインを最先端の製造技術と新素材をもって開発した置き型バスタブコレクションを製造販売しており、今年5月には港区赤坂に旗艦店 HIDEO TOKYOを開設。日本古来の風呂文化とクラフトマンシップが融合したバスタブは入り心地と安全性という機能をより強固に、完全なる家具として既成概念を超えたバスルームの在り方を提案している。
今後(株)HIDEOでは、「JAXSON 事業を会社発展のための重要なビジネスラインとして期待しており、住宅及びホテル市場における JAXSONの国内外事業開拓に注力していく」としている。
HIDEOホームページ
https://www.hideo.design/
JAXSONホームページ
https://jaxson.jp