(株)サンゲツは、壁紙見本帳「2024-2027 リザーブ」に収録する「バイオクロス」において、(公財)日本デザイン振興会が主催する「2024年度グッドデザイン賞」を受賞した。
「バオクロス」は、細部までこだわったテクスチャーとカラーリングが特長で、近年トレンドのジャパンディやラスティックモダンなどのスタイルにも合わせやすい壁紙のシリーズ。原材料として、従来の石油由来ではなく植物由来の可塑剤を使用することで石油資源を節約するほか、非フッ素撥水剤を使用し環境負荷の低減に貢献する。
今回、環境負荷の低減および、原材料を変更しながらも従来の塩ビ壁紙同等の施工性を持つことが評価され、グッドデザイン賞を受賞した。
■審査員の評価コメント
分かりやすい派手さがなく、上品なカラーバリエーションが目を引くが、植物由来原料というコンセプトとの親和性・自然界にある物や現象から抽出し選び開発したと知り、納得した。一般的に、環境配慮型の壁紙は施工性が大きなハードルだが、塩ビ壁紙と同等の施工性を持つというこの商品は、新たなスタンダードになりえると期待する。同時に、このような既存に対する疑問から始まる努力と更新が大きな成果になると考える。
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