(株)サンゲツは、愛知県が主催する産学官連携プロジェクト「かがやけ☆あいちサスティナ研究所」にパートナー企業として参加、12月10日(日)に成果発表会が行われ、学生と共に取り組んだ「みんなで支える見本帳エコシステム~サステナブルな見本帳に改革しよう!~」が優秀賞とオーディエンス賞をダブル受賞した。
「かがやけ☆あいちサスティナ研究所」は、未来のあいちの担い手となる大学生が、グローバルな視点を持って継続的にエコアクションを実施することができるよう、2015年度に愛知県が立ち上げたプロジェクト。パートナー企業から提示された環境面での取り組みに関する課題に対し、公募で選出された県内の大学生が研究員となって、現場での調査や企業担当者とのディスカッションを実施し、解決策を提案する。
サンゲツからは、サステナブルな社会の実現に向けて「みんな参加型のエコシステム」の企画を環境課題として設定し、学生5名に事業内容や商品、環境負荷低減に向けた取り組みを紹介したうえで、ディスカッションや関連企業への訪問等を行い、課題解決に向けた議論を重ねた。この結果、解決策として「みんなで支える見本帳エコシステム~サステナブルな見本帳に改革しよう!~」を策定。このアイデアを成果として発表した結果、学生が自主的かつ真剣に課題に向き合い、諦めずに議論を尽くした取り組み姿勢等を評価され、優秀賞とオーディエンス賞を受賞した。
今回提案された解決策は、(1)見本帳のリデュース、(2)見本帳のリユースの2点。(1)見本帳のリデュースでは、デジタル見本帳やシミュレーションシステムをより充実させることで、見本帳の施工例写真を割愛し、使用する紙の使用量を大幅削減することを目指す。また無駄な見本帳を生産しないよう数量の調整を図る。(2)見本帳のリユースでは二次元コードを活用し、見本帳の使用状況を管理し、回収・再利用できる循環システムを導入する。
同活動に参加した学生からは「何度も立ち止まり模索しながらも踏み込んだアイデアを提案することができた」「物事の伝え方や課題との向き合い方など、大変勉強になった」といった感想が寄せられた。
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