コマツ(株)と同志社大学が共同開発した「自動テクスチャ識別プログラム」を搭載した壁紙AI識別アプリ「かべぴた」が、「2024年度グッドデザイン賞」(主催:(公財)日本デザイン振興会)を受賞した。
「かべぴた」は、国内主要メーカー6社(サンゲツ、シンコール、東リ、トキワ、リリカラ、ルノン)の普及品壁紙約600種類をスマホで撮影するだけで瞬時に識別し、上位5品番のメーカー名、品番、掲載カタログを表示する壁紙AI識別アプリ。同志社大学と共同開発した「自動テクスチャ識別プログラム」によって、壁紙表面の微細な凹凸の形状、深さなどを判別して壁紙品番を特定、90%以上の精度で判定する。
■審査員の評価コメント
本アプリケーションは、壁紙の品番やメーカーを識別するツールである。スマートフォンで施工済みの内装壁紙を撮影するだけで、AIが数秒で品番やメーカーを識別し、識別にかかる時間と労力、コストをカットできる。色や形だけでなく、素材感を識別する高精度な画像識別プログラムを産学連携で開発したことに加え、識別時間も数秒という手軽さと実用的で使いやすい操作性が評価された。
同志社大学のホームページ
https://www.doshisha.ac.jp
コマツのホームページ
https://komatsu-coltd.co.jp